恒常性維持機能の改善
2023/07/08
CD8+T細胞のミトコンドリア機能の測定結果は、高齢マウスCD8+T細胞は
、若齢マウスCD8+T細胞と比べて、酸素消費率、ATP産生、脂肪酸酸化(FAO)
活性が低く、ミトコンドリア活性が損なわれていることが知られています。
鍼治療は、更年期障害モデルマウスの、CD4/CD8ratioを有意に改善し、また
抗炎症性サイトカイン、NK1.1も有意に改善する事が認められています。
経穴相当部位における、鍼のミトコンドリア機能に対する影響を測定し、
古来よりいわれ続けてきた、保険長寿延命医学としての鍼灸治療、その効果を
科学的に検証する事は、超高齢化社会を迎える日本の医療において、極めて重要であると考えられます。